今回は、1年生地理Aの授業におじゃましました!
クラスを班に分け、「東南アジア」「ヨーロッパ」「中・南アメリカ」のいずれかの地域を選択。図書室を使いながら個々に調べ学習を行い「学べる海外旅行プラン」を考え、レポートとして提出します。そして、各自が持ち寄ったプランを班で検討し、ポスター発表に仕上げる、というものです。
「旅行プランの中に、必ず地理的な学びを含むこと」が条件になっています。
この授業は、高木先生が自らの海外旅行からたくさんのことを学んだ経験や、パッケージツアーに参加した際に、「もっと地理的な視点を持って旅行すれば楽しいのに」と感じたことを背景として、高校生の間に出来るだけ世界に目を向けて欲しいという思いで行っているそうです。
この日は、「東南アジア」を選択した班の発表でした。
「お腹も心も満足 マレーとポールを知り尽くす旅」と題し、マレーシアとシンガポールそれぞれの歴史や文化、風土についての背景を交えつつ、おすすめのスポットや食事のメニューなどを紹介。「旅行をしているうちに自然と地理の勉強もできていました!」という授業の趣旨から考えると、統計データや写真などからもう一歩踏み込んだ説明が欲しかったところですが、タイムスケジュールや交通手段も細かく考えて丁寧にプランが組まれているなという印象でした。
この班はクラスのトップバッターということもあり、かなり緊張した様子でしたが、美しく仕上げられたポスターを使いながら、スムーズに発表をしていました。
見学に来ていた担任からは、「もっと熱意を込めて営業しないと!」というコメントが。確かに、大人数の前でのプレゼンには慣れていない様子でしたので、これからもっと練習して上手になっていけるといいですね。
実は、昨年の1年生も同じような授業を行っています。これをきっかけに「海外で活躍したい!」「海外旅行に関わる仕事をしたい!」など進路のことを考えるきっかけとなった生徒も多くいるようです。ぜひ、今年の1年生もこれを機に世界へ羽ばたいていって欲しいですね!
ユニークな企画で興味深い授業でした!