今回は11月3日(土)に東京都駅伝大会にて男女ともに大活躍した、陸上競技部長距離ブロックの皆さんにお話を伺います。
東京都駅伝大会では上位6チームが関東大会へ出場でき、京都府にて行われる全国大会には1チームしか出場できません。
本校陸上競技部は女子が6位に入賞し、7年ぶりの関東大会へ、男子は何と初優勝を果たし、関東大会と全国大会への切符を手にしました。
今回は女子部員を代表して、姉妹で大会に出場し、襷をつないだ北澤遥香さん(3年生)と北澤彩香さん(1年生)。それでは、よろしくお願いします!

※男子部員へのインタビュー記事は『襷で想いをつなげ②』にて紹介しています。是非お読みください。

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左:お姉さんの北澤遥香さん 右:妹の北澤彩香さん (川崎市立宮前平中学校出身)

 

-まず、女子の6位入賞おめでとうございます。率直な感想を聞かせてください。

遥香(姉):私が1年生の時から、女子は関東大会に出場することを目標にして練習してきました。だからこそ、今年やっとその目標が達成できて嬉しい気持ちでいっぱいです。
彩香(妹):関東大会に行くという目標をもとに全員で協力し合って練習をしてきました。実際に6位で関東大会が決まった時は、うれし涙が止まりませんでした!

 

-彩香さんは駅伝大会に初出場でしたが、緊張しましたか?

彩香(妹):はい、緊張しました。おそらく今までのレースの中で一番の緊張を感じましたが、「関東大会に絶対に行く」という強い気持ちがあったので、最後まで頑張ることが出来ました。

 

-彩香さんが1区、遥香さんが2区と姉妹で襷をつないだそうですが、姉妹で走ることに何か特別な想いはありましたか?

遥香(姉):中学校の時から一緒に駅伝の大会に出場することはあったので、姉妹で襷をつないでみたいという気持ちはありました。
彩香(妹):1区はとても緊張しましたが、お姉ちゃんが私を待っていると思うと不思議と力が湧いてきて、最後までやり通そうという気持ちになれました。
遥香(姉):私は妹から託される大事な襷を頑張って次につなげなきゃという気持が一層強まりました。

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北澤姉妹で襷をつなげるシーン

-今回の大会までの苦労や難しさ、そしてそれを乗り越えるために工夫していたことを教えてください。

遥香(姉):駒大高校の女子チームはタイムにあまり差がなく、メンバー争いも熾烈でした。また、関東大会に進みそうな上位校とのレベルも拮抗していて、メンバーに選ばれるかどうか、関東大会に行けるかどうかという緊張感は常にありました。その中で、チームの士気を高めることに力を注ぎました。まずはマイナスな発言をしないこと。次に「関東大会に行けるかなあ」などという願望ではなく、「関東大会に絶対行く」という強い意志をチーム内で共有していました。高い意識を持続させるために女子生徒だけでミーティングも行って意識や目標の確認をしました。

 

-普段の練習で苦しいときもあると思いますが、どのように乗り越えていますか。

彩香(妹):常に笑顔で練習に臨むことを心がけています。時にはきつくて、くじけてしまいそうなときもありましたが、そんな時は必ず先輩が声を掛けてくれて、助けてもらいました。
遥香(姉):「関東大会出場」という目標をしっかりと持っていたので、その為の練習をしっかりとやり遂げたいという気持ちで臨んでいました。

 

-顧問の先生・コーチの方はどのような方達ですか?

遥香(姉):長距離は顧問の先生として草島先生と渡邉先生、コーチは田中さんという方の3人で指導をしてくれています。先生たちは基本的に部活動を私たちの自主性に任せてくれています。それぞれに責任感を持たせてくれて、辛いときや悩んでいるときには相談に乗ってくれて励ましてくれました。また、個人ごとに練習メニューを考えてくれて、全員のことを一生懸命に見守ってくれる大切な存在です。

 

-関東大会へ向けて意気込みをどうぞ!

遥香(姉):まずは都大会のタイムを個人、チームともに超えることが目標です。また、大きな舞台で全員が100%の力を発揮して、これから駒大高校活動に良い刺激を与えて、来年以降の活動もより良くしたいです。
彩香(妹):私は都大会で負けた上位5校に関東大会で勝ってリベンジを果たしたいです。また、せっかくの大舞台なので、全員が良い走りをしてベストを尽くします。

 

北澤遥香さん、彩香さん、ありがとうございました。姉妹の仲がとても良いのがインタビュー中も伺えました。女子駅伝のこれからの活躍を期待しています!