左:男子キャプテン 長崎満央斗くん(目黒区立東山中学校)
右:女子キャプテン 永鳥真歩さん(川崎市立住吉中学校)
今回は11月3日(金)に行われた東京都駅伝大会において、女子9位、男子2位と大躍進した、陸上競技部長距離ブロックにお話をお伺いします!なお、6位までが関東大会への出場権を手に入れることができ、男子は何と14年ぶりの出場権獲得となりました。
それでは男子キャプテン長崎満央斗(ながさきまおと)くん、女子キャプテン永鳥真歩(ながとりまほ)さんのお話をお届けします。
―本校陸上競技部に入部した理由は?
長崎:中学生の時に、駒大高校陸上競技部長距離ブロックのコーチから声を掛けて頂いたのがきっかけです。部活動体験会に参加したとき、練習前は和やかな雰囲気で先輩方が話しかけてくださり、練習が始まったときには一気に集中をして緊張感やメリハリのある練習をしているんだなと感じました。また、練習場所も豊富なことにも魅力を感じ、駒大高校に進学、入部することを決めました。
永鳥:中学生の時はバスケットボール部に所属していたのですが、チーム自体はあまり大会で活躍することができませんでした。高校に入学した際もっと上位大会で活躍をしてみたいと考えていたところ、関東大会出場を目標にしている陸上競技部長距離ブロックの話を聞いて魅力的に思ったからです。中学では週に3回以上走るメニューがあったので走ることに少し自信があったのも決め手の一つです。
―東京都駅伝大会の感想を聞かせてください。
長崎:去年は8位と言う結果で、あと一歩関東大会には届きませんでした。新体制になってからはその悔しさをバネにし、男子3位を目指そうと決め1年間練習を積んできました。私は男子主将という立場ですが、走ることができず、サポートしかできませんでした。ですが、走ったメンバー7人が全力を尽くしてくれた結果、2位入賞で関東大会につないでくれました。嬉しい気持ちでいっぱいですが、一方で、東京都2位という立場になった今、関東大会に出場できなかった他校の分まで、プライドを持って臨んでいきます。そのためにもひとりひとりが東京都2位にふさわしい行動を今後、心がけていきます。
永鳥:女子の駅伝大会は苦しく、悔しい結果となりました。私たちの目標である関東大会出場には届きませんでしたが、去年より順位が5つも上がったのは、チーム全体として成長したのだと思います。また、来年につながる走りを後輩の皆がしてくれたので、来年は絶対関東大会出場の夢を果たしてくれるはずです。
男子が目標であった3位よりも一つ上の2位という結果を出し、関東大会出場を決めてくれたのは、本当に嬉しかったです。出場した選手ひとりひとりが「1秒でも速く」という気持ちを持って走り、また応援メンバーも全力で声を出している姿を見て、この結果はチーム全員で勝ち取った結果なのだと率直に感じています。
―日々の練習で心がけていることはなんですか?
長崎:練習前後にはリラックスできるような雰囲気、環境作りをしています。練習中には集中力や緊張感を高め、質の良い練習を心がけています。普段、メンバーには先輩後輩という上下関係があるけれども、練習中はその壁を取っ払って、全員がライバル意識を持って練習することを大事にしています。
永鳥:練習内容はキツイものもありますが、「キツイ」と思うのではなく「この練習をやれば、強くなれる!」とプラスに考えて、取り組むようにしています。
また、練習と練習以外でのオン・オフの切り替えを意識して取り組んでいます。練習中は走ることだけに集中し、前後には仲間と笑いながら会話をするなどメリハリもつけています。そして私は女子の主将なので、後輩ひとりひとりになるべく多く声をかけて、体調や怪我の状況、走りの調子などを聞いて、把握するように努めています。特に女子は貧血になりやすいので、少しでも貧血の症状がある子には早めの対策をして、支障が出ないようにしています。
―陸上競技・長距離(駅伝)の魅力とは?
長崎:駅伝は走っている際は一人きりなので、個人競技に思われることが多いです。しかし、そこに至るまでのそれぞれのストーリーやチームメイトの想いなど様々なものが詰まっています。ですから、苦しく、止まってしまいたくなっても仲間のことを想うと自然と足が出る、それが駅伝の魅力だと思います。
ひとりのミスが、チームの結果に大きく影響を及ぼすので、それだけプレッシャーもかかります。その中で1秒でも速くタイムを削ろうと仲間の気持ちを背負って走って行く駅伝は、とても奥深い競技だと思います。
また、駒大の附属高校ということもあり、普段から大学生の練習を見たり、時には参加させてもらえたりすることは本校ならではの魅力です。合宿に参加させてもらえることもあるので、良い刺激を日々受けています。
永鳥:長距離走は自分の限界に挑戦することができるのが魅力だと思います。自分の限界を知り、挑戦することで大きな自信にもつながります。また、駅伝は走るときはひとりなので自分自身との闘いですが、一本のタスキをチーム一丸となって運ぶ「絆」が大切です。
また、駒大高校陸上競技部長距離ブロックにはのびのびと練習ができる環境があります。全員、陸上が好きで、練習に対する意識の高い生徒が多く充実した毎日を送ることができます。
―関東駅伝大会への意気込みをどうぞ!
長崎:東京都駅伝大会では2位を獲得しましたが、ここで慢心することなく、さらに上を目指し、挑戦者として大会に臨んでいきます。都大会で勝利をした3位から6位のチームにももう一度勝ち、関東大会8位入賞を目指していきます。これからの練習では、より高いレベルの戦いで、勝ち上がれるようなチームになるための練習を全員で行っていきます。
ありがとうございました!関東駅伝大会は11月18日に山梨県西湖で行われます。
チーム一丸となって新たな記録を作り上げてください。応援よろしくお願いします!!
※大会の詳細に関しましては高体連HP上にてご確認ください。