今回は6月18日(月)に行われた関東陸上競技大会男子3000mSC(障害)において、5位入賞を果たし、見事インターハイへの切符を手に入れた陸上競技部2年内田賢利くんにお話を伺います。陸上競技部がインターハイに出場するのは5年ぶりです。
それではお話を伺いましょう!

inter1
都大会表彰式での内田くん。都大会第4位で関東大会出場を決めました。

-本校陸上競技部に入部した理由は?

内田:実は中学2年生までサッカーをしていて、陸上の経験はなかったのですが、学校対抗の駅伝大会に代表として出場したことをきっかけに、陸上競技や駅伝の楽しさを知り、中学3年生から陸上競技を始めました。高校でも陸上競技をやりたいと強く感じ、入部しました!

inter2

-関東大会の感想を聞かせてください。

内田:私にとって関東大会はとにかく「チャレンジ」する大会でした。予選は2組で1組12人。自分の自己ベストタイムがその中で7、8番目だったので、決勝に進出する自信はありましたが、正直インターハイの切符を手に入れるとは考えられていませんでした。
しかし、いざ予選を走ってみると想像以上に速く走ることができ、タイムを見てもインターハイを狙えると感じるようになりました。
強い気持ちで臨んだ決勝では、焦ることなく落ち着いて走ることができ、自己ベストも更新してインターハイへの切符を手に入れました。決勝で自己ベストをでき更新したことが今回のレースで最も価値のあることだと思います。

inter3

-都大会から関東大会にかけての期間、不安なことはありましたか?

内田:関東大会という舞台で他の選手と張り合えるのかということがとても不安でした。都大会では私のタイムは全体で4位だったので、上位3人にどうやって勝つか、関東大会でどのように結果を残すのかということばかり考えていました。顧問の先生が練習メニューを考えてくださり、一つ一つを丁寧に行っていきました。他の出場選手も必死に練習を行っているでしょうし、自分の練習はこれで充分なのかと思いました。しかし、こうして終わってみるとそういう風に考えて練習に取り組んでいたことも結果につながったのではないかと思います。

inter4

-3000mSC(3000m障害)の魅力は

内田:3000m障害は一般的に3000mSCと表記されます。SCとはスティープルチェイスの略です。スティープル(教会の尖塔)、つまりヨーロッパの各々の村が教会を中心としたコミュニティーであった時代に、ある村の教会を出発地点として、別の村の教会をゴールとした際に様々な障害物を越えたことがルーツと言われています。
3000mを走りきるまでの間に障害物を28回、水濠を7回跳ぶという過酷な種目です。ただ、走るだけではないので、肉体的にも精神的にも厳しい種目とも言えますが、自分の限界に挑戦できる点がこの種目の魅力だと思います。
また、ゴールするその瞬間まで何が起きるかわからないので、諦めなければ逆転のチャンスがあるのも、この種目の特性です。

 

-インターハイへの意気込みをどうぞ!

内田:私にとって初めてのインターハイであり、この機会を手に入れることが出来たのはとても嬉しいです。全国を経験することで多くの経験を得て、新たな目標も立てられると思います。
全国の舞台は関東大会よりも高いレベルのレースになると思いますが、日々の練習の質を高くして今よりも何段階も上のレベルにタイムを縮め、そして必ず決勝に残ります。決して一筋縄ではいかないと思いますが、応援してくれる仲間と共に全力を注いでいきます!

 

内田くんありがとうございました。陸上競技のインターハイは8月2~6日に三重県で行われます。応援よろしくお願いします!