駒澤大学高等学校

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宗教教育

仏教の教えを通して人間のあり方を学ぶ

日本曹洞宗の流れを汲む本校では、週1回の「仏教」の授業の他にも、日常生活の中に様々な形で仏教が根を下ろしています。ここではその一部をご紹介したいと思います。

拝礼

本校では、登下校するとき、すなわち学びの場に足を踏み入れるときと去るときに一礼する習わしがあります。学校に奉られている本尊にお参りをするとともに、一日を過ごす「修行の場」に敬意を表するためです。

五観の偈

昼食の前に五観の偈(ごかんのげ)を皆で唱和してから食べ物を口に入れます。いのちをいただき、自身の糧とする意味を深く問う五つの偈文です。

一仏両祖の足跡を辿る

本校の本尊である一仏両祖、すなわち、釈尊・道元禅師・瑩山禅師の辿られた道を追体験するような行事もあります。それが臘八摂心(ろうはつせっしん)と本山拝登です。

臘八摂心

「臘八」とは十二月八日のこと。釈尊はこの日、長い修行の末にブッダガヤの菩提樹下で悟りを開かれました。これにちなみ本校では、十二月一日から八日まで早朝から坐禅を行います。自由参加ですが、毎年多くの生徒が参加します。

臘八摂心

本山拝登

道元禅師の開かれた「永平寺」、瑩山禅師の開かれた「總持寺」に拝登して両祖の下に参禅し、雲水(修行僧)と共に一日修行します。脈々と受け継がれる修行道場の厳しい空気は、生徒にとって忘れがたい体験となるようです。永平寺、總持寺とも2年次に拝登します。

本山拝登

宗教行事

4月8日釈尊降誕会花まつり、仏生会。釈尊の誕生日を祝う法会。
7月1日みたままつり盆会。先祖に感謝をし、冥福を祈る法会。
9月29日両祖忌道元禅師・瑩山禅師の命日を奉る法要。
10月5日達磨忌禅宗の初祖、達磨大師の命日を奉る法要。
11月21日太祖降誕会大本山總持寺を開かれた瑩山禅師の誕生日を祝う法会。
12月8日成道会釈尊が悟りを開かれた日を記念して行われる法要。
1月8日新年式新年を迎え、心新たに求道の生活に進む決意をする法要。
1月26日高祖降誕会大本山永平寺を開かれた道元禅師の誕生日を祝う法会。
2月15日涅槃会釈尊の命日を奉る法会。

上記以外にも「祝祷法要」と言って、「すべての人が幸福に暮らし、私たちの修学が向上すること」を念じて行う法要が年に数回あります。
法要においては般若心経を唱和し、法話の中で建学の精神・法要の意義目的を考えるとともに、仏祖の遺徳を偲びます。

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